自動車損害賠償保障法とは、交通事故の被害者を救済することを主な目的とした法律で、被害者の保護を目的とした法律です。

自賠責保険の基本的な仕組み

自動車損害賠償保障法に規定され、自動車の保有者、運転者に加入が義務付けられているのが、自賠責保険です。もし自賠責保険に加入していなければ運転手は自動車を公道で走らせることができません。また未加入の場合は罰則が与えられます。

すなわち、自賠責保険の被保険者による交通事故の損害賠償を支払った場合に、自賠責保険会社は、その損害賠償を填補するために、被保険者に保険金を支払うというのが基本的な仕組みです。

自賠責保険は何のために加入するのでしょうか


死亡事故は減少傾向にありますが、自動車事故そのものの件数や被害の大きさは上昇傾向にあります。日弁連交通事故相談センターへ相談してくる件数は1981年以降増加を続けており、2013年時点では過去最高の47,665件となっています。

交通事故の被害者になった場合、加害者に損害賠償請求をすることとなりますが、加害者側に賠償責任を果たす資力ない場合、被害者が補償を受けられないことも考えられます。そこで、被害者の保護を目的とした制度が自動車保険であり、被害者が最低限の補償を受けられるようにと加入が義務付けられたのが「自動車損害賠償責任保険」いわゆる自賠責保険です。

自賠責保険会社へ被害者が保険金の請求ができます


交通事故が起きた場合、加害者が被害者に対して損害賠償を支払うことになりますが、この場合、自賠責保険の被保険者が被害者に支払った場合、その支払った損害賠償金額について保険会社が、加害者に対してその金額を保険金としての支払いを請求できます。

これを加害者請求と呼ばれていますが、加害者に対してではなく、直接自賠責保険会社に損害賠償の請求をすることを被害者請求(16条請求)と呼びます。

まとめ

交通事故の被害者になった場合、加害者損害賠償を支払うための資力がない場合、加害者が加入している自賠責保険の保険会社に直接請求することで、損害賠償を受け取ることが可能になります。

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